佛像圖彙460
【460】因達羅大将(いんだつらたいしょう)
[通釈]
因達羅大将 巳 梵字はカ
本地は地蔵菩薩
鉾を持つ。
[解説]
因達羅は「いんだら」とも。インドのバラモン教において重要な神様の一柱である雷神インドラが由来とされる。天部にはインドラに対応する神として帝釈天がいるが、帝釈天と因達羅は同一とされる。帝釈天は、死んでも何度も蘇って戦いをつづける阿修羅に勝利した最強の神とも考えらているが、十二神将の中では最強とはされていない。
頭上に巳(へび)を乗せている。
画像は、新薬師寺の十二神将像の内、因達羅大将
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