【諸乗法数】付4-6
【諸乗法数】付4-6
細四相
亦名刹那四相
生相 資粮内因力
住相 菩薩善發力
異相 有内作意力
滅相 勝力資粮力
註 因果の理によって生より滅に至る過程を四相という。それが一刹那の間に起るので刹那四相という。
生相は物事の始まり。資粮とは善根功徳のことで、善根功徳の力によらねば良き理は得られない。
住相は生の状態が保たれること。この時良い状態に留まるためには菩薩の善を発する力によるとする。
異相は衰える状態。この時安楽に衰えを迎えるためには四種作意(調練心作意・湿潤心作意・軽安作意・淨智見作意)の力による。
滅相は終焉。安楽に迎えるためには六種決定勝力(六波羅蜜)を修めねばならない。「滅相もない」という言葉はここに基づく。
『成唯識論』巻二に見える。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n81d4ad4f60df
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