訓蒙図彙313

訓蒙図彙 313 虫介の部

辛螺(しんら) rock snail

[訓読]辛螺 しんら にし。蓼螺(りょうら)、赤口螺(せきこうら)、並びに同じ。○大辛螺(だいしんら)、あき。香螺(こうら)は、今按ずるに、ながにし。香螄(こうし)、蓋し亦同じならん。


[通釈]辛螺 しんら にし。蓼螺、赤口螺、並びに同じ。○大辛螺は、あき。香螺は、今考えるに、ながにし。香螄は、恐らく同じものであろう。


[解説]辛螺(からにし)はイトマキボラ科の巻き貝。浅海の砂底にすむ。貝殻は細長い紡錘形で、殻高14センチくらい。殻表に黄白色の殻皮をかぶり、動物体は赤い。卵嚢は逆さほおずき・軍配ほおずきとよばれる。北海道南部から南に分布。

過去の出来事

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