【諸乗法数】付3-4
【諸乗法数】付3-4
慈悲喜捨各具三縁
生縁
法縁
無縁
註 慈悲を三種に分類したもの。
生縁 正しくは衆生縁。衆生に対する慈悲。まだ煩悩より脱していないの有情縁ともいう。
法縁 煩悩を断って全ての法は空であるとする所から起こる慈悲心。
無縁 何物をも分け隔てなく起こす慈悲心。佛の境地に達した者のみが起すことの叶う慈悲心。
『大般涅槃経』巻十五、『大智度論』巻四十等に見える。曇鸞(どんらん)は世親の『往生論』に註して、それぞれ小悲・中悲・大悲と称している。
贅言乍ら増上寺の山號三縁山は此の三縁では無く善導の觀經疏の親縁・近縁・増上縁に由來している。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n7d811fdd96f0
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