南留別志262

荻生徂徠著『南留別志』262

一 坂田のきんときは、公節(きんとき)なり。物部の系図にあり。


[解説]坂田金時は古くは「公時」と表記した。平安中期の武人。源頼光(よりみつ)の郎等で,四天王の一人。後世に幼童時代は金太郎として伝説化されている。この金時という名について、徂徠は「公節」とするのが正しいとし、物部氏の系図にそのようにあるとする。その現物は未見。絵は国芳画「坂田金時」。

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