南留別志10
荻生徂徠著『南留別志』10
一 花押(かおう)を判といふは、判署といふ事のあるを取りちがひたるなり。判といふは、日をあけ置きて、後に書き加ふるをいふ。署は、今の名はんなり。
[解説]花押は署名の一種で、他人に真似ができないように自己流の書体、崩し方をし、その形が花のように見えることから言う。「かおう」の他、「かきはん」(書き判)ともいうが、徂徠によればこれは誤りで、判署と取り違えてしまったものだという。
花押の例
一 花押(かおう)を判といふは、判署といふ事のあるを取りちがひたるなり。判といふは、日をあけ置きて、後に書き加ふるをいふ。署は、今の名はんなり。
[解説]花押は署名の一種で、他人に真似ができないように自己流の書体、崩し方をし、その形が花のように見えることから言う。「かおう」の他、「かきはん」(書き判)ともいうが、徂徠によればこれは誤りで、判署と取り違えてしまったものだという。
花押の例
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