【諸乗法数】付8-4

【諸乗法数】付8-4

盆美八珍 

米 

李 

芥 

麵 


註 盂蘭盆会(うらぼんえ)に供える食品。

麵は饂飩(うどん)の類ではなく、麦粉を用いた食品。

柰は林檎(りんご)の類。但し現行の西洋種ではなく、小粒の和林檎のこと。古くは「からなし」ともいった。切り口を図案化したものが家紋にもある。

唐の宗密の『盂蘭盆経疏』巻上に見える。

八珍とは美味・珍味を指す物で時代や地域によっていろいろある。初出は『周礼』天官冢宰に「食醫掌和王之六食六飲・・・八珍之齊」とあり、周の八珍として『礼記』に淳熬(味付け肉を燒いた物)、淳母(肉汁を粟に掛けた物)、炮豚(子豚丸燒)等を挙げている。以来、宋・明・清と時代に応じた物が選ばれている。本邦でも甲州八珍や宍道湖八珍が知られている。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n71aa0e0d5507


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