【諸乗法数】付8-3
【諸乗法数】付8-3
八喩
幻士(事の誤刻)
陽焰
所夢
影(鏡の誤刻)像
光影
谷響
水月
変化
註 正しくは依他八喩という。実在しない物を存在すると認識してしまうこと。
幻喩 奇術の如きもの。
陽焰喩 ゆらめく陽炎の如きもの。
所夢喩 夢。
鏡影喩 鏡に映る姿。
光影喩 光と影(原典とは谷響喩と順序が入違っている)
谷響喩 山彦・木霊。反響しているに過ぎないもの。
水月喩 水に映った月影。
変化喩 佛菩薩が衆生救済のために姿を変えて現れること。
『成唯識論』巻八、『攝大乗論』巻五に見える。
更に空花喩・尋香喩を加えて依他十喩ともいう。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n3deba5f307ae
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