【諸乗法数】12-7

【諸乗法数】12-7

十二類生 

首楞(嚴經)


卵生  魚鳥龜蛇 

胎生  人畜龍仙

濕生  含蠢蠕動

化生  轉脱飛行

有色  休咎精明

無色  空敢消沈

有想  神鬼精靈

無想  精化木石

非有色 諸水母等

非無色 呪詛厭生

非有想 彼蒲蘆等

非無想 土梟破鏡


註 生れ方を十二に分けたもの。四生に六の相を加えた。それぞれ因縁に基づくとする。

一、卵生 卵より生まれるもの。魚鳥亀蛇の類。

二、胎生 母胎より生まれるもの。人畜龍仙の類。

三、湿生 湿った所より生まれるもの。蚯蚓(みみず)や蛞蝓(なめくじ)の類。

四、化生 空中で生まれるもの。羽虫の類。

五、有色 自ら光を放つもの。蛍、真珠の類。

六、無色。無色界の外道の類。

七、有想。形ははっきりしないが意のあるもの。鬼神や精霊の類。

八、無想。形はあるが意の無い物。土木金石の類。

九、非有色。形はあるが不完全な物。蝦を目とする水母の類。

十、非無色。意識の転倒混乱しているもの。

十一、非有想。他に依存しなくては存在出来ぬもの。

十二、非無想。他の役に立たぬもの。

『首楞厳経』巻七に見える。

四まではともかく、有想より後の六つは理解し難い。業報の報いとあるがこじつけに近い。

首楞(嚴經)

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/na72dd5e7783c



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