【諸乗法数】12-3

【諸乗法数】12-3

十二因縁 

亦名有支 


惑 無明  過去二因

  行

業 識   現在五果

  名色  

  六入

  觸

  受   

苦 受   現在三因

  取   

  有

  生   未來二果

  老死


註 現世の苦しみを断つためにその原因と結果を十二に分類したもの。過去の原因が二。それによる現在の結果を五。現在起こっている原因を三。それにより未来に起る結果を二としている。鳩摩羅什は十二因縁とし、玄奘は十二縁起と訳している。個々の用語は既出ゆえ省略する。

『長阿含経』巻十等にある他、『護諸童子陀羅尼経』(一巻、元の魏菩提流支の訳)とその異訳である『長壽滅罪護諸童子陀羅尼経』(一巻、唐の佛陀波利の訳)に詳述されている。

贅言。曲亭馬琴の黄表紙に『御茶漬十二因縁』があるが、馬琴らしく蘊蓄が多くさほど洒落た物ではない。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n5b8ba7039363


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