【諸乗法数】12-4

【諸乗法数】12-4

十二妄想 

楞伽(經) 


二言説 

所説事 

相 

利 

自性 

見 

成 

生 

不生 

相續 

縛不縛


註 妄想はもうぞうと読み、真実で無いものを真実と誤って認識すること。それを十二に分類したもの。

言説(二は衍字)妄想 言説歌謡等によって惑わされること。

所説事妄想 自分勝手に解釈して仕舞うこと。

相妄想 本来の形から離れた物を本の形と思い込むこと。

利妄想 金銀財宝に目が眩み、真実から目を背けること。

自性妄想 己のみが正しいと思い込むこと。

因妄想 因縁を正しく悟らぬこと。

見妄想 邪見に囚われること。

成妄想 仮想に囚われて正しい見方が出来ぬこと。

生妄想 縁起の本質を悟らぬこと。

不生妄想 一切の法の本質を見極めようとしないこと。

相続想 一切の法の本質は相続しているということを理解し得ないこと。

縛不縛妄想 縛(煩悩)によって引き起こされる妄想。縛のままに甘んずる事なく縛より離れることを務めること。

『楞伽経』巻二に見える。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/nb297636eebb5


過去の出来事

過去の本日の朝廷や江戸幕府の人事一覧、その他の出来事を紹介します。ほかに昔に関する雑記など。