【諸乗法数】10-69
【諸乗法数】10-69
十使
貪
瞋 五鈍
痴
慢
疑
身見
邊見
邪見 五利
見取
惑取
註 人を惑わす三煩悩(見思・塵沙・無明の三惑)の内の見思惑(経験や学習から起こる迷い)を更に二分し、それぞれ五つに細分したもの。
五鈍使は過ちに気づいてもなかなか矯正出来ぬ心の弱さより来る煩悩。貪は貪る心。瞋は怒る心。癡は道理に暗いこと。慢は驕り高ぶること。疑は法を信じないこと。
五利使は正しい道理を理解すれば速やかに取り除くことが出来る煩悩。身見は自我に執着すること。辺見は偏った考えに固まること。邪見は誤った考えに凝り固まること。見取は先の三惑に捉われること。戒取は戒律に背く行為に捉われること。
隋の慧遠の『大乗義章』巻六に見える。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/ncef7d8e7a44f
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