【諸乗法数】10-68
【諸乗法数】10-68
十不増長
瑜伽(論)
夢作業
無故起業
不離不数作
無知作
狂乱作
失念作
非樂作
自在無作
悔所損
對治所損
註 思業(意思の活動。意業)と已思業(思業が終わってよりの業。身業と口業)つまり三業より逃れる事を妨げる要因十種。
夢(原典では夢所)作業 夢の中では意思の力が働かぬこと。
無故起業(原典では無所知作業) 知覚(見えている物)に執着すること。
不離(原典では利)不数作業 利養(世間の名利や名聲に捉われる)に執着すること。
狂乱所作業 愚痴昏乱に捉われ正しい見方が出来ぬこと。
失念所作業 正念を忘れ迷うこと。
非楽作(原典では非樂欲所作業) 欲心によって本来の楽ではないものに捉われること。
自在無起(原典では自性無起)業 無起性(不善不悪)の因縁に捉われること。
悔所損業 慙愧の念を生じながらも改めぬこと。
到治所損(原典では対治所損)業 瞋恚の心を生じながらも改めぬこと。
『瑜伽師地論』巻九に見える。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n40453a5cc09a
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