【諸乗法数】10-59

【諸乗法数】10-59

十山王 

華嚴(經) 


雪 

香 

鞞陀利(原典では梨) 

神仙 

由乾(原典では由乾陀)   山王

馬耳 

陀羅(原典では尼民陀羅) 

斫羯羅(原典では斫伽羅)  

計帝(原典では計都末底) 

須弥盧 


註 大海の中に存在するという十の高山。山の中で一際優れて高いので山の王と称する。十地菩薩に譬える。

雪山王 歓喜地菩薩のいる所で種々の藥草が取り尽くせぬ程生えている。

香山王 離垢地菩薩のいる所で常に妙なる香りが充満している。

鞞陀梨山王 発光地菩薩のいる所で黄金に満ちている。

神仙山王 焰慧地菩薩のいる所で神仙が多く集まっている。

由乾陀山王 難勝地菩薩のいる所で宝に満ちている。

馬耳山王 現前地菩薩のいる所でさまざまな果実を産出する。

尼民陀羅山王 遠行地菩薩のいる所で大力神龍王が守護している。

斫迦羅山王 不動地菩薩のいる所で金剛輪で囲まれている。

計都末底山王 善慧地菩薩のいる所で阿修羅王が守護している。

須弥盧山王 法雲地菩薩のいる所で大威徳天王が守護している。

大疏巻三十九に見える。

別の十山王は『無量寿経』巻下に見える。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/nc623bd7aa9d1


過去の出来事

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