【諸乗法数】10-53
【諸乗法数】10-53
所被十機
大疏
無心
遠真
乖実 非
狹劣
守權
平
兼
引 為
權
遠
註 所被機とは佛の教化を被る機会のこと。釋迦が華厳を説いた時にその機会を非と為と五つずつに分けて解説した。
被無信機 邪見の徒。この経を聴く事によって救われる。
被違真機 邪教の徒。但し佛は見放す事はせずこの経を説いた。
被乖実機 物事に執着して正しく見ようとしない者。この経を聴く事により正しい見方になる。
被狹劣機 元々素質の無い者。この経を聴く事により救済される。
被守権機 小乗の徒。この経を聴く事により大乗に帰す事が出来る。
被正為機 この経を聴く事により信解悟入し蓮華蔵に入る。
被兼為機 未だ悟りに入らざる者も導かれる。
被引為機 十地の位に導引する。
被権為機 小乗の教えのみ知る者も大乗の教えに帰せしむ。
被遠為機 凡夫外道であっても正しい教えに導き救済される。
大疏巻三に見える。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n1ff5318d4d64
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