【諸乗法数】10-45
【諸乗法数】10-45
十門釋經
大疏
教起因縁
蔵教所攝
義理分濟
教時披機
教体淺深
宗趣通扁
部類品會
傳釋感通
總釋経題
別解分義
註 澄観が華厳経を解説するにあたって立てた綱目。前後五つずつ分けている。
前
教起因縁 經経成り立った因縁を以て解釈する。
蔵経所摂 あらゆる蔵経の面から解釈する。
義理分済 玄妙の義、圓融の理を分けて解釈する。
教所被機 一乗圓頓の根機(教えを受ける者にある能力)に応じて解釈する。
教体浅深 教えの体裁に浅深があるので、それに応じて解釈する。
後
宗趣通局 釋迦一代の教えには凡そ十の宗(特徴)があるので、それに応じて解釈する。
部類品会 教えや経典にはさまざまな部類があるので、それを総合して解釈する。
伝釈感通 中国に伝來した時期によって異なる所があるので、それを勘案して解釈する。
総釈経題 『大方広佛華厳経』の題名を仔細に解釈する。
別解分義 経の中の各品名を個別に解釈する。
大疏に見える澄観の凡例。
※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n4a3d4b5ac50a
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