【諸乗法数】10-42

【諸乗法数】10-42

教起十因 

大疏 


一法応爾 

二酬宿回 

三順機感 

四為教本 

五顯果徳 

六彰地位 

七説勝行 

八示真法 

九開回性 

十利今後


註 教起因縁ともいう。釋迦が華厳の教えを説いた因縁を十に分けて解説する。

一法応爾 佛が無尽世界に於いて常に無尽法輪を転じている。

二報宿回 法を説くのは因縁に酬いるため。

三順機感 機縁の所感を随時に説く。

四為教本 この一乗の圓教を教えの本とする。

五顕果徳 華厳世界の正果の徳を顕彰する。

六彰地位 修行する菩薩の地位を明らかにする。

七説勝行 華厳の教えの優っている事を明らかに説く。

八示真法 これこそが真の法である事を示す。

九開因性(信の誤刻) この法が真に衆生を救済する事を示す。

十利今後 この法こそが末永く衆生を救済する事を證明する。

この後に教起十縁が続く。

大疏巻一に見える。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/n6e5846a6b158


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