【諸乗法数】9-13
【諸乗法数】9-13
九想
膨脹
青淤
壞 血塗漫
膿爛
蟲啖
散
骨
焼
註 九相とも。死後次第に変化し遂に無となる過程を記したもの。『大智度論』巻十二・四十四、『観佛三昧海経』巻二(十巻。東晉の佛陀跋陀訳。大正蔵十五冊所収)等諸経典に見えるが、経典によって文字の異同がある。後世図化もされ、生前の姿を含めて十相図となっているものも多い。多くは視覚的に訴えるために美女(わが国では小野小町が多い)の姿を描く。これを身を以て示したのが檀林皇后である。
一脹相 死体が膨れ上がる。
二壊相 死体の損壊が始まる。
三血塗相 死体の損壊が進む。
四膿爛相 腐敗が進み膿みただれる。
五青淤相 死体の変色が進む。
六噉(蟲啖)相 鳥獣や虫に食われる。
七散相 死体がばらばらになる。
八骨相 骨のみとなる。なお、毛髪も残る。
九焼相 骨も燒かれ遂に空に帰す。
※図および九相図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/ncf860d0063b2
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