【諸乗法数】9-3

【諸乗法数】9-3

九次第定 

初禪 

二禪 

三禪 

四禪 

空處 

識處 

無所有 

非非相 

滅受想


註 修行によって得られる禪定(ぜんじょう)を深さによって九段階に分けたもの。初禪より四禪までは色界。

初禪次第定 欲と悪を離れた段階。

二禪次第定 善悪等あれこれと分類しようとする煩悩より離れた段階。

三禪次第定 喜すら超越した段階。

四禪寺第定 苦も楽も超越した清浄な段階。

空處より非非相までは無識界。

空處次第定 欲と物質的な束縛を超越した段階。

識處次第定 内なる認識作用を無限の物と感ずる段階。

無所有次第定 全ては無であると認識する段階。

非相非非相處次第定 色界の煩悩をことごとく打破したが(非相)未だ僅かな拘りが残っている(非非相)段階。

滅無想次第定 天界。滅盡定ともいい、悟りを開いた者のみが達する事の出来る段階。

隋の慧遠(えおん)の『大乗義章』巻十二に見える。大正蔵では四十五冊に所収。

※図はこちら→ https://note.com/11111hiromorinn/n/nd48bcea8319e


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