【諸乗法数】9-4
【諸乗法数】9-4
大乗九部
契經
應頌
諷誦
自説
本生
本事
方廣
希有
授記
註 大乗経を因縁・論議・譬喩の三部に分け、更に三つずつ細別したもの。
因縁の契経は長文の経で直接法を説く。
応頌はその義を韻文にしたもの。
諷誦はそれを更に唱え易くし記憶し易いようにしたもの。
論議の自説は釋迦の説いた法。
本生は釋迦や菩薩の成佛以前の逸話や経歴。いわゆる本生譚。
本事は成佛以降の釋迦や菩薩の逸話(原典では本事・本生・自説の順となっている) 。
譬喩の方広は虚空の義を説く。
希有は弟子や菩薩の質問に釋迦が答えたもの。
授記は釋迦が未来を豫言したもの(ここでも方広と希有の順が入れ替わっている) 。
これは北本大般涅槃経巻三・巻五及び法華経巻一方便品に見える。
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