1945年7月16日

1945年7月16日　昭和20年

【内　閣】

総理　鈴木貫太郎／外務　東郷茂徳／内務　安倍源基／大蔵　広瀬豊作／陸軍　阿南惟幾／海軍　米内光政／司法　松阪広政／文部　太田耕造／農商　石黒忠篤／軍需　豊田貞次郎／運輸　小日山直登／大東亜　東郷茂徳（外相兼任）／厚生　岡田忠彦／国務　桜井兵五郎／国務　左近司政三・国務（情報局総裁）・下村宏・安井藤治／内閣書記官長　迫水久常／法制局長官　村瀬直養

【宮中主要官】

内大臣　木戸幸一／宮内大臣　石渡荘太郎／枢密院議長　平沼騏一郎／枢密院副議長　清水澄

【軍部高官】

［陸　軍］

陸軍次官　富永恭次／軍務局長　吉積正雄／参謀総長　梅津美治郎／参謀次長　河辺虎四郎／教育総監　土肥原賢二

［海　軍］

海軍次官　多田武雄／軍令部総長　豊田副武

【植民地高官】

朝鮮総督　阿部信行／台湾総督　安藤利吉／関東長官　山田乙三／樺太庁長官　大津敏男／南洋庁長官　細菅戊子郎

【東京都長官】

西尾壽造

【首　長】

大阪府知事　新居善太郎／大阪市長　坂間棟治／京都府知事　三好重夫／京都市長　篠原英太郎／北海道庁長官　熊谷憲一／青森県知事　金井元／岩手県知事　宮田為益／秋田県知事　久安博忠／宮城県知事　生悦住求馬／山形県知事　 篠山千之／福島県知事　石井政一／茨城県知事　橋本政実 ／栃木県知事　相馬敏夫／群馬県知事　高橋敏雄／千葉県知事　 斎藤亮／埼玉県知事　福本柳一 ／神奈川県知事　藤原孝夫／山梨県知事　谷川昇／新潟県知事　畠田昌福／富山県知事　岡本茂／石川県知事　平井章／福井県知事　宮田笑内／長野県知事　大坪保雄／静岡県知事　 菊池盛登／愛知県知事　古井喜實／岐阜県知事　沖野悟／滋賀県知事　稲田周一／奈良県知事　小田成就／三重県知事　清水重夫／和歌山県知事　小林千秋／兵庫県知事　持永義夫／岡山県知事　小泉梧郎／広島県知事　高野源進／山口県知事　上田誠一／鳥取県知事　高橋庸弥／島根県知事　山田武雄／香川県知事　田中省吾／徳島県知事　岡田包義／愛媛県知事　土肥米之／高知県知事　栗原美能留／福岡県知事　山田俊介 ／佐賀県知事　宮崎謙太／長崎県知事　永野若松／大分県知事　中村元治／宮崎県知事　安中忠雄 ／熊本県知事　曽我梶松／鹿児島県知事　柘植文雄／沖縄県知事　(不在)

アメリカ・ニューメキシコ州アラモゴードで世界初の原爆実験に成功＝トリニティ実験。

トリニティ実験（英語: Trinity）とは、1945年7月16日にアメリカ合衆国で行なわれた人類最初の核実験。この実験はアメリカ・ニューメキシコ州ソコロの南東48km（北緯33.675度、西経106.475度）の地点で行なわれた。実験場は現在ではアラモゴードに本部を持つアメリカ陸軍ホワイトサンズ・ミサイル実験場の一部となっている。トリニティ実験は爆縮型プルトニウム原子爆弾の爆発実験で、同型の爆弾『ファットマン』が、後に日本の長崎県長崎市に投下された。この実験による核爆発は、約20ktのTNTの爆発と同規模のもので、この核実験を以ってしばしば「核の時代」の幕開けとされる。核兵器の開発は、1930年代後半の政治潮流と科学の発展に端を発する。この時代にヨーロッパでファシスト政権が誕生したことと、原子の性質に関する新たな発見がなされたこととが一つの流れにまとまり、アメリカとイギリスにおいて原子核分裂反応をエネルギー源とする強力な兵器を開発する計画が生まれた。この計画はマンハッタン計画と呼ばれ、最終的には1945年7月に今日トリニティ実験場と呼ばれる場所で行なわれた人類初の核実験と、その数週間後の広島・長崎への原子爆弾投下へとつながった。

トリニティ実験での核爆発を捉えた数少ないカラー写真の一枚

日本海軍の伊13潜水艦が、小笠原北東方で米艦載機・護衛駆逐艦の攻撃を受け沈没。

［第２１爆撃機集団任務要約］

任務番号第２７１号

　日時 １９４５年７月１６－１７日

　目標 沼津都市地域

　参加部隊 第５８爆撃団

　出撃機数 １２８機

　第一目標爆撃機数 ８２．５６％（１１９機）

　投下弾種類、設定 AN-M47A2　１００ポンド焼夷弾：頭部瞬発信管付

　M47A1、E46　５００ポンド焼夷集束弾：目標上空５０００フィートで開散

　投下弾トン数 １０３５．８トン

　第一目標投弾時刻 １７日１時１３分－２時５２分

　攻撃高度 １０６００－１１６００フィート

　目標上空天候 雲量：７－１０

　損失機数 ０

　任務概要 偵察写真は市の８９．５％が破壊または被害を受けていることを示した。目標は２機だけが確認できた。１２機の誘導機は出撃機に含む。９機が爆撃不能。目標近くでＢＡＫＡ（桜花）３機が目撃された。目標の高射砲は重口径、中口径、小口径、散発で不正確。出撃機合計に救難機スーパーダンボ１機とウインドラン機１機は含まれない。５機が硫黄島に着陸した。

　平均爆弾搭載量：１７０００ポンド

　平均燃料残量：８１３ガロン

　敵機２１機を確認、攻撃なし。

任務番号第２７２号

　日時 １９４５年７月１６－１７日

　目標 大分都市地域

　参加部隊 第７３爆撃団

　出撃機数 １２９機

　第一目標爆撃機数 ９６．１２％（１２４機）

　投下弾種類、設定 AN-M47A2　１００ポンド焼夷弾：頭部瞬発信管付

　投下弾トン数 ７９０．４トン

　第一目標投弾時刻 １７日０時１２分－１時３２分

　攻撃高度 １００００－１１５００フィート

　目標上空天候 雲量：４－５

　損失機数 ０

　任務概要 乗員が報じた結果は良い－優秀。攻撃頭初の写真は目標地域に多くの大火を示した。目標は４機だけの乗員によって目撃された。敵機３機を目撃、攻撃はなし。１１機が誘導機として行動した。５機が爆撃不能。目標の高射砲は重口径と中口径、散発で不正確。出撃機数にはレーダー妨害機２機、ウインドラン機１機、スーパーダンボ２機は含まれない。２機が硫黄島に着陸した。

　平均爆弾搭載量：１２７２５ポンド

　平均燃料残量：８４９ガロン

任務番号第２７３号

　日時 １９４５年７月１６－１７日

　目標 桑名都市地域(90.20)

　参加部隊 第３１３爆撃団

　出撃機数 ９９機

　第一目標爆撃機数 ９４．８４％（第一目標９４機、臨機目標２機）

　投下弾種類、設定 AN-M47A2、AN-M47A3　１００ポンド焼夷弾：頭部瞬発信管付

　E46　５００ポンド焼夷集束弾：目標上空５０００フィートで開散

　投下弾トン数 第一目標６９３．３トン

　臨機目標１６トン

　第一目標投弾時刻 １７日１時２５分－２時４０分

　攻撃高度 １０２００－１１３００フィート

　目標上空天候 雲量：１０

　損失機数 ０

　任務概要 結果は観測されなかったが、目標上空に明るい燃えるような輝きと並の上昇温暖気流が報告された。　僅か１機だけが目標を確認できた。３機は爆撃不能。敵機９機を確認、攻撃１。目標の高射砲は重口径と小口径、散発で不正確。１２発の地対空ロケット弾が確認された。出撃機数にはウインドラン機１機とスーパーダンボ１機は含まれない。４機が硫黄島に着陸した。

　平均爆弾搭載量：１５６２３ポンド

　平均燃料残量：８２９ガロン

任務番号第２７４号

　日時 １９４５年７月１６－１７日　

　目標 平塚都市地域(90.17)

　参加部隊 第３１４爆撃団

　出撃機数 １３２機

　第一目標爆撃機数 ９７．７２％（第一目標１２９機、臨機目標１機）

　投下弾種類、設定 AN-M47A2　１００ポンド焼夷弾瞬発頭部信管付

　AN-M17　５００ポンド焼夷集束弾目標上空５０００フィートで散開

　投下弾トン数 第一目標１１６２．５トン、臨機目標１０トン

　第一目標投弾時刻 １６日２３時３２分－１７日１時１２分

　攻撃高度 １０９００－１５２００フィート

　目標上空天候 雲量１０

　損失機数 ０

　任務要約 結果は観測不能から良と報じられた。数機のクルーは目標上空で、１００００フィートにまで立ち昇った煙をともなう巨大な爆発を報告した。目標は５機のみのクルーによって目視された。目標での高射砲は重口径と小口径、散発で不正確。２－４基のサーチライトが見られた。１１機が硫黄島に着陸した。

　平均爆弾搭載量：１６９２３ポンド

　平均燃料残量：７６５トン