【諸乗法数】2-8
【諸乗法数】2-8
解脱二 寶性 性浄 障盡
清浄二 無 上依 自性 難垢
(以上の2つをまとめて)『究竟一乘寶性論』の説。性浄解脱は元々淸浄な者が得る解脱。障盡解脱は自力で惑障を打破して得る解脱の事。『寶性論』は堅慧の著(無著の著との説もある)。梁の勒那摩提(ろくなまだい)の訳。智顗(ちぎ)が重視した。智顗は、中国の南北朝時代から隋にかけての高僧。天台教学の大成者であり、天台宗の開祖であるが、慧文、慧思に次いで第三祖ともされている。天台大師、智者大師ともいう。
画像は小浜市の極楽寺蔵絹本著色天台大師像(室町時代)
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