【諸乗法数】2-6
【諸乗法数】2-6
解脱二 心解脱 慧解脱
註 『阿含經』の説。心解脱は二障(煩惱障・所知障)を斷っての解脱。慧解脱は一切の變化無常を悟っての解脱。
佛身二 (大)智(度)論 生身 法身
註 『大智度論』の説。生身は佛が假に人の姿を借りて現れた物。法身は永遠の眞理としての佛の姿。
疏 我々が日常拝している仏像はどれも人の姿をしているが、この註にあるようにそれはあくまで凡俗に認識しやすいようにという仮の姿。我々生身の人間も心は見えないのと同じ。肉体は仮に宿るもので、やがては肉体から離れる。生き変わり死に変わりを繰り返し永遠に続くものであると考えた。しかし、生まれ変わるとまたさまざまな苦にさいなまれるため、その輪廻転生から逃れるのが解脱。
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