佛像圖彙565
【565】清浄光仏(しょうじょうこうぶつ)
[通釈]
十二光仏 六
清浄光仏
[解説]
曇鸞の説では、仏の光明が朗らかで淸いことから名付けられたとする。
なお、十二光仏はすべて阿弥陀如来で、十二の徳を表わす異称であるという。浄土真宗は阿弥陀如来の立像を本尊とするが、光背として十二の光が放たれている。この十二の光が十二の徳である。その真宗は木像より画像、画像より(南無阿弥陀仏の六字の)名号(みょうごう)を尊しとなすといわれるが、阿弥陀様を尊んでいることに変わりないわけで、「阿弥陀仏は架空のものである」と法華宗の異端派が否定をしているのは仏教に連なる者として自己否定になるのではないか。
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