【諸乗法数】1-22
【諸乗法数】1-22
一因 『涅槃經』に「一因一果 一甘露味」と。
註 一因とは佛果に至る唯一の根據の事。此れに依って佛果に至るのは甘露の様だとの義。
疏 『涅槃経』は、正しくは『大般涅槃経』(Mahaaparinibbaana Sutta(nta)(マハーパリニッバーナ・スッタ(ンタ))。釈迦の入滅(=大般涅槃(だいはつねはん))を叙述し、その意義を説く経典類の総称。阿含経典類から大乗経典まで数種ある。略称『涅槃経』。
一地 『法華經』藥草喩品に「諸藥草等 一地所生」と。
註 一地は差別無き事を譬える。様々な藥草が同じ大地に生育する事からの喩え。
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