佛像圖彙549

【549】延命尊(えんめいそん) 


[通釈] 

延命尊 


[解説] 

 正式には普賢延命菩薩。普賢菩薩から派生した尊。普賢菩薩の持つ「延命」の功徳を、密教において一つの尊格として崇拝したもの。現世利益の菩薩と解釈された普賢延命菩薩は、10世紀から11世紀にかけて日本の宮廷社会で盛んに信仰された。「延命」は生者にとって切なる願いであることもあり、これを寺の名にしている所も多い。 

 下は普賢延命菩薩像(広島・持光寺蔵 平安時代 国宝) 

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