佛像圖彙541
【541】勢至(せいし)
[通釈]
十三仏 勢至菩薩
九
一周忌
[解説]
一周忌は、故人が亡くなってから1年目の命日に行われる法要のこと。年忌法要のなかで最も重要とされている。なお、亡くなった日は一回忌ともいい、一周忌とは全く別。故人が亡くなってから2年目の命日を三回忌というのも、亡くなった日を一としているため。この数え方は昔の数え年の年齢も同様で、母体の中で一年近く生命として存在していることから、出産した時点で一歳として数える。実はこのほうが理にかなっており、出産して初めて生命が宿り、身体が動き始めるわけではない。
勢至菩薩は、人々を救う力がとてつもなく大きく、苦しみから解放する手立てや知恵をたくさん備えている菩薩。
0コメント