佛像圖彙496

【496】摩醯首羅王(まけいしゅらおう) 


[通釈] 

摩醯首羅王 梵字はマ 

『釈論』にいう「摩醯首羅はこちらでは大自在天と称する。色頂天の主である。また三界の主とも。故に尊極ともいう。 


[注] 

釈論 釈摩訶衍論のこと。姚秦の伐提摩多の訳。『大乗起信論』の注釈書。 


[解説] 

 もと、インドバラモン教で世界創造と破壊の最高神であるシバ神の異名。色界の頂上に位置して、仏法を守護する神。 

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