佛像圖彙468

【468】常啼菩薩(じょうていぼさつ)


[通釈] 

常啼菩薩 


[解説] 

 これは想像上の菩薩(宗教的には存在するものとするが)。般若波羅蜜多を求めて身命を惜しまず、悪世に有って苦しむ衆生の姿を見て常に啼いているとされる菩薩。慈悲の内「悲」を具現するという。常啼。 

 大乗仏教は,菩薩の実践すべき修行徳目として〈六波羅蜜(ろくはらみつ。「ろっぱらみつ」と発音する人も)〉を説くが,そのうち「般若波羅蜜」(「般若波羅蜜多」とも。真実の智慧の完成)は他の五つすべての根底をなすものとして重視された。  

 下画像は作者不詳。    

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