佛像圖彙469

【469】深沙神(じんしゃじん) 


[通釈] 

深沙神 

龍沙河の大蛇である。

三蔵法師の命を七生のうち六度まで取った。

後、教化に因って大般若の守護者となった。 


[解説] 

 深沙神は深沙大将(じんしゃだいしょう)とも。仏教の守護神。 『大般若経』を守護する十六善神の一つであり、観音菩薩または多聞天の化身であるとされる。 深沙神、深沙大王、奉教鬼とも呼ばれる。 

 『西遊記』の沙悟浄(さごじょう)のモデルとされる。

 深沙神を祀る寺は少ないが、東京都調布市の深大寺は数少ない寺の一つである。 

下図は高野山霊宝館蔵深沙大将像

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