佛像圖彙464

【464】迷企羅大将(めいしらたいしょう)   


[通釈] 

迷企羅大将 酉 梵字はキリーク 

本地は阿弥陀如来 

独鈷を持つ。 


[解説] 

 迷企羅(図では「めいしら」となっているが「めきら」が正しい)は弥法羅(みこら)ともいい、ミヒラが由来とされる。新薬師寺の十二神将像でっは何も持っておらず、他の寺院では持ち物が一定していない。十二神将は後から考え出された新しいもののため、定型といったものがないのが実状。もちろん、本地として結びつけているのも十二支を元としているにすぎない。あくまでそれと信じて眺めたり信心する個人個人の向き合い方による。 

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