佛像圖彙426

【426】吒枳尼天(だきにてん) 


 [通釈] 吒枳尼天 


 [解説]

  吒枳尼天は、荼枳尼天とも。但し、「天」は日本においてのみつけている。もとはインドの悪鬼(ダーキニー)で、人間の死を察知して心臓を喰らう夜叉。

  吒枳尼信仰は、空海によって日本に持ち込まれたとされる。吒枳尼天は密教の教主である大日如来 の化身とまで崇められ、白い霊狐(れいこ)に乗った天女の姿として描かれ、稲荷神(御饌津神 (みけつかみ))と同一視されている。  

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