佛像圖彙421

【421】如来荒神(にょらいこうじん) 


[通釈] 

如来荒神 


[解説] 

 役行者(えんのぎょうじゃ)が感得したと伝えられる尊像。大日如来と愛染明王を合体させたような尊像となっている。

  荒神の一群は、元々は素朴な信仰だった所に神仏、果ては道教まで持ち出して権威付けしようとしたものと思われる。権威に弱い国民性がこのようなものを生み出したのではないか。また、大日如来など基本的な仏は偉大すぎて近寄り難いことから、もっと身近なものを欲する気持ちからさまざまなものを創作したのかもしれない。   

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