佛像圖彙405

【405】火天(かてん) 


 [通釈] 

火天 梵字はア 

赤の肉色。大火炎の中に在り。四つの手に各々仙杖・澡瓶・数珠を持ち、知火の印を結ぶ。 


[注] 

澡瓶 そうへい。胡瓶(こへい、こびょう)のことで、人々に配る財宝や秘薬が入っている容器。別名 で水瓶(すいびょう)、澡瓶(そうびょう)と呼ばれることも。千手観音の持ち物の一つとして知られる。 


 [解説] 火天は、古代印度の火の神アグニが仏教に取り入れられたもの。   

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