佛像圖彙404

【404】帝釈天王(たいしゃくてんおう) 


 [通釈] 

帝釈天王 梵字はイ― 

『中阿含経』に「三十三天の主である。故に因提利と名づく」と。 

『智度論』にいう「天帝釈は具(つぶさ)に梵音に依ってみると、提婆那音という」と。 


[解説] 

 帝釈天王(一般に帝釈天)は、ヒンズー教のインドラが仏教に取り込まれたもの。釈迦が成道にあたって守護したとされるため特に尊重される。法華原理主義ともいえる日蓮宗では、曼荼羅にも必ず書き込まれる程である。 

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