佛像圖彙389
【389】狼(おおかみ)
[通釈]
三十一 狼 雄の方。
[摂津名所図会より]61 小橋里(おばしのさと)
味原郷にあり。大小橋命(おおばせのみこと)の館舎の地なり。 旧跡は、小橋村の西に藤原殿という字(あざな)の地のことをいう。 『大系団』にいう「大小橋命の父雷大臣(いかずちのおとど)に初めてト部(うらべ)の姓を賜う。また十一世の後、大織冠(たいしょっかん)に藤原の姓を初めて腸わる」と。この命を藤原殿とは後人の創作であろう。小橋を土地の人は乎波勢(おばせ)という。
※大織冠(たいしょっかん、たいしょかん):大化3年(647)から天武天皇14年(685)まで用いられた冠位、またその標章たる冠をいう。 冠位としては単に大織(だいしき)ともいう。 冠位の最上位で、下には小織がある。 史上藤原鎌足だけが授かった。
通し番号がどこかで間違ってしまいましたが、今回は389回が正しいです。前回は387となっていますが、前回と今回の間は抜けていません。続いています。
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