佛像圖彙363 付・浄土双六


【363】鼈(どうがめ) 


[通釈] 

五 鼈 


[解説]

  鼈は音「ベツ」。「どうがめ」はスッポンの別名。「ドジ」とも。ちなみに「ドジを踏む」の「ドジ」はスッポンのことで、うっかりしてスッポン(ドジ)を踏んで咬みつかれてしまうことから。スッポンは泥沼におり、目視しにくいことが多い。 


[浄土双六]18 改悔懺悔(かいげさんげ)


 改悔も懺悔も悔い改めること。懺悔は一般には「ざんげ」ですが、仏教語では「さんげ」。改悔(かいげ)は「がいげ」と読むことも。 

 浄土真宗では、特に報恩講の初夜などに信仰上の心得違いを悔い改めることを懺悔(さんげ 告白)することを言い、蓮如は廻心とか改悔という言葉と熟して「廻心懺悔」「改悔懺悔」と言われたそうです。 

 絵は弓矢といった武器を捨てて改悔懺悔しているところ。武器を取って戦っても無用な殺生をするだけで、何の善行、功徳にもなりません。  

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