佛像圖彙343
【343】星宿(しょうしゅく)
[通釈]
二十五 星宿
通考に「星は七星。衣裳文繍を主る」と。
[注]
文繍 ぶんしゅう。美しい模様のぬいとり。また、それを施した衣服。
[解説]
星宿は、和名ほとほりぼし。二十八宿の一つで、南方朱雀七宿の第4宿。距星はうみへび座α星。主体となる星官(星座)としての星宿は、うみへび座のα、τ1、τ2、ιの4つの星によって構成される。占いでは「婚礼・開店その他皆凶」とする。
『晋書』天文志では「天都」と記されている。
[摂津名所図会より]56
合法辻(がっぽうがつじ) 相坂清水の西の辻である。焔魔堂がある。実は「学校辻」が正しい。むかしここに天王寺の学校院があった古蹟ということである。
※合邦辻 四天王寺西門前から西に下る逢坂と、逢坂から南天下茶屋に向かう街道の交差する三叉路。聖徳太子と物部守屋が仏法を論じ合い「合法」の名が起こったためとか、合邦なる層が住んでいたとか、学校が辻といったのが訛ったものだともいう。ここに閻魔堂(えんまどう)があり、聖徳太子の開基と伝えられ、立派な大伽藍があったが、兵火にあい辻堂となって、 江戸時代には「町内持ち」(町内で祀ること)となった。明治10年(1877)の明治天皇住吉行幸の際、道路拡張のため、西方寺に移された。西方寺は融通念仏宗で、本尊は阿弥仏。
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