佛像圖彙342


【342】柳宿(りゅうしゅく) 


[通釈] 

二十四 柳宿 

通考に「柳は八星。天の厨宰(厨房の長)である」と。 


[解説]

  柳宿は、和名ぬりこぼし。二十八宿の一つで、南方朱雀七宿の第3宿。距星はうみへび座δ星。主体となる星官(星座)としての柳宿は、うみへび座δ、σ、η、ρ、ε、ζ、ω、θの8つの星によって構成される。占いでは「何事も用うべからざる日」とする。

  『晋書』天文志によれば雷雨を主るという。 


[摂津名所図会より]55

相坂清水(おうさかのしみず)

 一心寺門前の西にあり。この辺七名泉のそのうちの一つである。小坂清水ともいう。水は清冽にして四時増減なし。この所の用水とする。茶の湯に適している。 

※逢坂清水とも。もと一心寺の門前西、逢坂の途中にあったが、明治の末、電車道が開かれる道路工事のため融通地蔵と一緒に四天王寺の地蔵山に移された。現在は枯れてしまっている。 

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