佛像圖彙335
【335】胃宿(いしゅく)
[通釈]
十七 胃宿
通考に「倉廩(そうりん)五穀の府を主る」と。
[解説]
胃宿は、和名えきえぼし・えきへぼし・こえきぼし。二十八宿の一つで、西方白虎七宿の第3宿。距星はおひつじ座35番星。名前に胃とあるが、消化器のそれと直接の関係は無い。主体となる星官(星座)としての胃は、おひつじ座の35番、39番、41番の3つの星によって構成される。占いでは「食中りに注意で、一切凶」などとし、消化器の胃にからめている。
[摂津名所図会より]48 四天王寺続き
○土塔宮(どとうのみや) 南大門の外にあり。祭神は牛頭天王。本地仏に薬師・地蔵・皇太子の三像を安置する。 神宝に舞楽の面あり。悪魔降伏面という。毎歳四月十五日午の刻に土塔会がり、舞楽を奏す。この土塔宮は郷中の生土神にして、近世まで山鉾を渡し美麗なる祭礼で、当山の衆徒は石の華表の左右に桟敷を打ち敷いて見物したという。
※村社土塔神社(どとうじんじゃ) 土塔宮、牛頭天王祠とも。祭神は速素盞鳴命、本地仏に薬師・地蔵・聖徳太子の3像を安置。明治40年に大江神社に合祀された。
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