佛像圖彙326
【326】斗宿(としゅく)
[通釈]
八 斗宿
通考に「斗は六星。天廟である。また兵を主る」と。
[解説]
斗宿は、和名ひつきぼし/ひきつぼし。二十八宿の一つで、北方玄武七宿の第一宿。距星はいて座φ星。星官(星座)としての斗は、いて座のφ、λ、μ、σ、τ、ζの6つの星によって構成される。占いでは「土工・井戸堀は吉だが、家毀は凶」などとする。
[摂津名所図会より]39 四天王寺続き
堆寺(しいでら) 北の門の側にあり。伝教大師の御建立である。昔この地に大木の椎の樹があり、それを伐って大師手づから本尊をお作りなされた。故に椎の寺と名付ける。本尊は薬師仏。併せて日光・月光・十二神将を安置す。 元三大帥 同所に安置。 普賢菩薩 同所に安置。伝教大師の作。 ここを普門院とも法華三昧堂ともいう。堂後の叢(くさむら)の中に俳諧師芭蕉翁の墓がある。浅生氏が建てたもの。
元三大師堂 本尊:元三大師
元和年間(1615~1624)徳川秀忠の再建。叡山中興の祖元三慈恵大師良源(第18代天台座主)を祀る。2012年(平成14)より弘法大師、文殊菩薩、普賢菩薩、如意輪観世音菩薩、不動明王も安置。
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