佛像圖彙324


【324】尾宿(びしゅく) 


 [通釈] 

第六 尾宿 

通考に「尾は九星。後宮の場である。また九子ともいう」と。下略 図の星の名は上から「后祝」「夫人」「天」「嬪」「嬪」「嬪」「勝」「進」。蠍座の胴体にあたる。 


 [解説]

  尾宿、和名は足垂れ星(あしたれぼし)。二十八宿の一つで東方青龍七宿の第六宿。距星はさそり座μ1星。星官(星座)としての尾は、さそり座のμ1、ε、ζ2、η、θ、ι1、κ、λ、υの9つの星によって構成される。占いでは「薬配合は吉だが、その他は凶」などとする。 


 [摂津名所図会より]37 四天王寺続き 

○舞台 蓮池の上にあり。石の台である。六間二尺六寸、四間二尺二寸。 


 ※石舞台 亀の池の上に架かっている石橋に組まれた「日本三舞台」の1つ。元和9年(1623)造営。側面に彫られた「舞台講」は寄進した大阪の材木問屋の集まり。毎年4月22日の聖霊会の日に雅楽が終日披露される。 

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