佛像圖彙294
【294】十羅刹の六・多髪(たはつ)
[通釈]
多髪 梵字はアン
本地は普賢菩薩。秘法も同じ。
正法華には被髪と名づく。
[解説]
多髪は、元は振り乱した髪が異様な雰囲気の鬼神だったもの。髪が多いことからこの尊名がついた。右手に幡を持つ。本地仏は普賢菩薩。
[摂津名所図会より]14
本願(ほんがん)
真言宗如願寺。聖徳太子の御作の聖観音を安置する。
※如願寺(にょがんじ)は大阪市平野区喜連にある真言宗御室派仁和寺末寺。山号は雲峰山。聖徳太子の創建とされ、地名になっている喜連といった。弘仁8年(817)、弘法大師が不動尊と毘沙門天を自ら刻み本尊の左右に置き、再興。この時に如願寺と改めた。
※絵はありません。画像はWikipediaより。
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