佛像圖彙208

【208】日光菩薩(にっこうぼさつ)


[通釈]

日光菩薩 梵字はナ 十九日

薬師如来仏の左脇の菩薩である。

天にあっては日天子と号する。


[解説]

 日光菩薩は、太陽の光が闇を照らすように人々を救済する菩薩。 薬師三尊のひとつで左脇に侍し、右脇の月光(がっこう)菩薩と対をなす。日輪をのせた蓮の茎をもつ姿であらわされるが、持物のない姿もある。下画像は東大寺の日光菩薩(左)と月光菩薩(共に国宝)と伝えられるもの。奈良時代。この像は合掌姿で持物は無い。


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