訓蒙図彙332

訓蒙図彙 332 虫介の部

滑蟲(かつちゅう) aphid

[訓読]滑蟲 かつちう(かつちゅう) 今按ずるに、あぶらむし。蜚蠊(ひれん)、蠦蜰(ろひ)、並びに同じ。


[通釈]滑蟲 かつちゅう 今考えるに、あぶらむし。蜚蠊、蠦蜰、並びに同じ。


[解説]今でいうゴキブリのこと。昔はおもに「蜚蠊」が使われ、一般的には「御器噛(ごきかぶり)」が使われた。夜行性で、人が寝静まった時に食器などにたかっていることからそういわれた。小氷河期で今より寒冷だった江戸時代よりも現代のほうが大量に発生、繁殖しているようである。


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