訓蒙図彙316

訓蒙図彙 316 虫介の部

海膽(かいたん) sea urchin

[訓読]海膽 かいたん 今按ずるに、うに。俗に云ふ、かぶとがひ(かぶとがい)。石榼(せきこう)、霊蠃(れいら)、棘甲螺(きょくこうら)、蓋し皆同類にして二種有り。


[通釈]海膽 かいたん 今考えるに、うにのこと。俗にいう、かぶとがい。石榼、霊蠃、棘甲螺、これらは皆同類にしてしかも二種有る。


[解説]「海胆」は海の腸という意味であり、これを訓読した「うみい」が「うに」の語源であるとされる。なお、加工した食品は「雲丹」と表記する。

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