訓蒙図彙267

訓蒙図彙 267 虫介の部

蟬(せん) cicada

[訓読]蟬 せん せみ、蝉蜩(せんちょう)、並びに総名なり。大者を馬蜩(ばちょう)となす。むまぜみ(うまぜみ)。秋月に鳴くを蟪蛄(えいこ)となす。つくつくぼうし。小にして青赤なるを寒蝉(かんせん)となす。かんせみ。小にして青緑なるを茅蜩(ぼうちょう)となす。ひぐらし。鳴くあたはざるを亜蝉(あせん)となす。なはせみ(なわせみ)。


[通釈]蟬 せん せみ、蝉蜩、並びに総名。大きなのを馬蜩という。うまぜみ。秋月に鳴くのを蟪蛄という。つくつくぼうし。小さくて青赤色なのを寒蝉という。かんせみ。小さくて青緑色なのを茅蜩という。ひぐらし。鳴くことができないのを亜蝉という。なわせみ。


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