訓蒙図彙206

訓蒙図彙 206 人物の部

膳夫(ぜんふ) fish cutter

[訓読]膳夫 ぜんふ 今按、はうちやうし(ほうちょうし)。言(いふこころ)は庖丁なり。庖人(ほうじん)、厨子(ちゅうし)、並びに同じ。


[通釈]膳夫 ぜんふ 今按ずるに、庖丁師。意味は庖丁のことである。庖人、厨子、並びに同じ。


[語釈]●庖丁 台所で働く成年の召使男性。『荘子』の「養生主篇」に、とある庖丁(台所で働く成年の召使男性)が魏の恵王の御前で見事な刀捌きを披露し、牛一頭を素早く解体して見せ、王を感銘させた話がある。この庖丁(料理人)の使用した調理刀を、のちに「庖丁」と呼ぶようになったという。

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