南留別志184

荻生徂徠著『南留別志』184

一 鬼一法眼は、紀一なるべし。


[語釈]

●鬼一法眼 きいちほうげん、おにいちほうげんは、室町時代初期に書かれた『義経記』巻2に登場する伝説上の人物。 京の一条堀川に住んだ陰陽師。 『六韜』(りくとう)という中国の兵法の大家でもあり、文武の達人とされる。 源義経がその娘と通じて伝家の兵書『六韜』を盗み学んだという伝説で有名。剣術においても、京八流(きょうはちりゅう)の祖として、また剣術の神として崇められている。

絵は歌川国貞画「牛若丸 鬼一法眼 喜三太」。

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