南留別志132
荻生徂徠著『南留別志』132
一 黒は「くらき」なり。赤は「あかるき」なり。白は「しるき」なり。青は「あはき」(淡き)なり。黄は木なるべし。
[解説]色に関する漢字の和訓の語源。黒から青までは状況を表わす言葉が訓となっている。黄を「き」と読むのは「木」からつけたのであろうと徂徠はみる。他の四つと性質が異なり、では「木」はなぜ「き」と読むのか、そもそも「き」とは何かということになるが、徂徠もさすがにこれについては明言を避けている。
一 黒は「くらき」なり。赤は「あかるき」なり。白は「しるき」なり。青は「あはき」(淡き)なり。黄は木なるべし。
[解説]色に関する漢字の和訓の語源。黒から青までは状況を表わす言葉が訓となっている。黄を「き」と読むのは「木」からつけたのであろうと徂徠はみる。他の四つと性質が異なり、では「木」はなぜ「き」と読むのか、そもそも「き」とは何かということになるが、徂徠もさすがにこれについては明言を避けている。
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